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仏教美術として見たときの仏像について

仏像は仏教の信仰の対象として作られていますが、今その美術的な価値を評価する動きもあります。

いわゆる仏教美術ですが、日本の仏像は非常にバリエーションに富んでいるのと、そのやさしい面立ちに特徴があります。

如来といわれるグループは悟りを開いた者のことを言い、仏教では最高位に位置する仏さまですが、この中にも釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、毘盧遮那如来、大日如来などがありまして、それぞれ違ったお顔をしています。

如来は地位や財産を捨てて出家した方たちですので、その装いは質素です。

その分、後方に壮麗な法輪を備えていたりします。

また、これらの如来の違いは、主に手で作る印相で表されています。

どの如来さまのお顔もいずれも涼やかで、現世を超越した悟りの境地を表しています。

如来の像は座っているのが一般的だと思われていますが、立ち姿もあります。

多くは如来だけで飾ることはなく、左右に脇侍と呼ばれるお付きの仏さまを従えて都合3体で祀られます。

販売される時は1体ずつですが、出来れば三尊揃えたいところです。